融資を引き出す戦略パート2
創業融資の場合は、一般的な融資とは異なります。それは、過去の実績というものがないからです。
そのため、融資審査は経営者の人物評価と事業の将来性に重心を置くことになります。
経営者としての能力を持っているのか、そして、事業として継続できるものなのかを見られるわけです。
約束を守り、嘘偽りがなく、しっかりした受け応えができるかが、人物評価としての重要なポイントとなってきます。
経営の展望ばかりを、セリフをしゃべるようにベラベラとしゃべる方がいますが、逆に評価が下がったりする場合もあります。
いわゆる大風呂敷を広げるような人物だと取られる可能性があるからです。事業計画や自分の過去の業務経験に見合った考えのみを述べたほうが良いでしょう。
事業としての継続性を表すこととしては、仕入先や販売先等がしっかり確保できているのかがポイントとなって来ます。
また、粗利益や販売管理費等をしっかり把握し、採算の取れる内容になっているのかも重要なポイントです。
要するに、口先だけの計画では、人物評価も低くなりますし、事業の将来性も伝えることができないということです。

